ノーブランド品の油温計を加工(2020年10月27日)

amazonで入手した温度計。お値段なんと579円。並行輸入品とある。納期が2週間ほど。商品は中国から直送されてきた。どれだけの利幅があるのだろうか?DC12Vで110℃まで測定可能とのことなので、CB125JXの油温計として活用してやろうと。

商品はプリント基板むき出しで、ケースに入れて使用されることが前提となっている。

そのケースだが、近所のマルツパーツに出向き丁度良さそうなものを探すと、このコネクターのところがどうしても邪魔になる。これをそのまま使用するとケースが馬鹿でかくなる。よってコネクターを外し電線をハンダ付けすることにする。実際コネクターのように脱着をするようなところでもないし。

夕食後、日本酒をちびちびしながら半田付けをする夜。楽しい!

こういう糸ノコが欲しいなと思っていた。これも近所の工具センターで入手できた。ほんと近くになんでもあるわ。便利な街。

ケースに温度計がすっぽり収まるように切り欠いていく。

こういうときに12V電源が近くにあると便利だ。使用済のバッテリー。バイクに積むには性能的に至らないが、こうやって微少電流を供給する分には全く問題ない。

ケースにちょうど収めた温度計。一応防水のために弾性接着剤で隙間を埋めて、良い感じに仕上がった。テストしたらちゃんと表示している。今の室温22.4℃。おそらくほとんど誤差はないだろう。

21時から着手し、夜なべしているうちに22時を越えた。なんとも気楽な一人暮らしの夜である。

 

今日はここまで。バイクに設置する方法は実はまだ思案中笑。とりあえず今週末のお出かけには間に合わせたいところだ。

仮セッティング(2020年10月29日)

今日は夜勤明けの非番。昼までは在宅勤務でWEB会議だったが、午後は自由。お天気だし、油温計付けてみようかなと。

電圧電流計の配線から電源とアースを拝借し、おんぶお化けの油温計。

恒久的にはアルミ板で綺麗に設置したいのだが、とりあえずの仮置き。数字は見えないことはない。

近場を1時間弱走り回ったときの値。これは正しくは油温ではない笑。

クランクケース上面の温度、が正し笑。

温度センサーを油に触れるところに設置するためのある部品が来月早々に到着するまでのこれも仮置き。なんとも不細工だけどまあよしとする。脱脂してガムテープで一応きちんと留まっている。ここにはオイルの飛沫がずっと当たっていること、そしてシリンダーから近いので比較的油温に近いスコアが取り出せるのではないかと考えた。65℃っていうのは手に触れるとちょっと熱くてずっとは触れられないくらいの温度。ガムテープだからいずれ剥がれるだろうけど。

20℃前後の気温で走行中はこの温度計は大体60℃くらいで均衡していたが、停車してしばらくすると上がっていき、66℃に。

こういう空冷エンジンは走行時には風がとても効果的にエンジンを冷やしてくれるのでこの季節の街乗りだと大体70~80℃くらいではないかというのがW3での経験値。よって、推測だがこの温度計の数値の誤差は、あってもマイナス5~10℃程度だろう。

この温度計は反応がよいので数値がころころ変わって目障りかなと思いきや、ほどほどに緩やかに変化していたので大変よい。安物なので日差しでは全く数値が読めないが、その際は手をかざすと読めるのでよしとする。

 

停車時にヘッドライト付けるとちょっと電圧は低め。でも3000rpm暗い回せば12.3Vくらいにはなるのでよしとする。

電流は大体いつもこれくらい。

 

これで、常時加圧線電圧値、ヘッドライト電流値、油温近似値の三つが表示されることになった。

この数値が変化するのを見ながら走るのはとても楽しい。オートバイが、何か生き物のように思えてくるのだ。きちんと機能が生きているか、具合は悪くないか、そうやって数値を見ているのだ笑。

取り付け箇所の決定(2020年11月28日)

この温度センサーをどこか油が流れているとこに突っ込む。センサーの直径にピタリとはまるようにドリルの径を選択する。

オイルフィルターの設置部。このボルトに穴を開けて、温度センサーを突っ込むのである。念のため他の板に穴を開けてセンサーを突っ込むと丁度良い感じに圧入されるようなハメぐらい。隙間はシール剤を圧入しておけば良い。

ボルトに穴をあけて、フィルターとの干渉位置までの距離を測定すると約24mm。センサーの長さは約15mmなので、ボルト頭の端面よりセンサを埋め込んでもセンサーとフィルターは干渉しないことになる。

センサー設置(2020年12月5日)

フィルターキャップに穴を開けたけど、どうも肉薄のためセンサーの固定に不安がある。よって金属用エポキシ樹脂を埋め込んでセンサー埋め込み部の厚みを増し、その上で改めてドリルで穴を開けておく。

センサーを少し押し込んでちょうどフィットするくらいのはめ合い具合。電線とキャップの端面を液体ガスケットでシールしておく。

エポキシ樹脂から顔を出したセンサー部を取り巻くように液体ガスケットを塗布しておく。

エンジンにはこのようにキャップとスプリングでオイルフィルターを押し込むように取り付ける。よってスプリングとキャップ裏面は若干擦れあう。となると、下手するとガスケットがちぎれてしまいオイル流路に流れていくリスクあり? このフィルターの凹側にオイルが流れ込んで異物を除去しているはずだから、ガスケットを塗布した側から剥がれたものはフィルターではキャッチされない。んー、危ない。ということで一旦エンジンに取り付けた後、取り外して様子をみたら、やはり少しガスケットが切れている。なので、スプリングと接している部分を慎重に剥がしていき、スプリングはキャップ金属部分と接するように調整。

ガスケットのカスでオイル流路を閉塞させてしまっては元も子もない。

コメント: 1
  • #1

    motoge (月曜日, 15 4月 2024 14:20)

    こんにちはmotogeと申します
    分かりやすい記事で良いですね
    色々参考にさせていただきます
    よろしくお願いします。

    私のCG125Fiには温度センサーをネジ式のを取り付けてあります。


    https://ja.aliexpress.com/item/32603825709.html?spm=a2g0o.order_list.order_list_main.221.54c9585a38tL4B&gatewayAdapt=glo2jpn