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叙勲お祝い会

大学の恩師がこの度叙勲されたのをお祝いし、祝賀会が催されたので参加してきた。

大谷先生、その業績は私が語るには難しいのでやめておく笑。なんせすごい先生だから。

冒頭に先生の業績紹介があったが、要は産業界での様々な金属破壊に関する事故防止のための材料強度に関する数々のスタンダードをおつくりになったということ。久々に学術的な話を聞いて、あーとても理路整然としていい文章だなーと意味も分からずただ日本語の美しさとそれが意味するであろうことを推測し感嘆するばかりであった。

それに続いて先生のお言葉。すごい人というのはこうまで謙虚なのか。それにウィットにとんだユーモア。こういうスピーチ格好良いな。決して自分の業績を直接的には語ろうとはしない。日本人の美徳なのかもしれないが、だからこそ時々出てくる自信に満ちたユーモアが心底から支持できるのである。奥さまは横で微笑み、そしてちょっと恥ずかしそうな。いい感じである。齢80過ぎ。脱帽である。

 

私は学生時代は劣等生この上ない状況だったので、これまでにもOBが集う機会で先生とあいさつすると、なぜかいつも先生は少し吹き出しそうにお笑いになる。あー、あんたも来てくれたんかいな、ありがとうよーみたいな笑。今回も同じ!ま、覚えてていただいているだけでも光栄です、はい。

実は、私はこの先生の研究室の助教授だった方に直接的にはご指導を受けていて、その先生もご臨席だったので、ご挨拶に伺った。近況をご報告すると、先生喜んでいた?!ので、まーいっか笑。学生時代に研究をほったらかしてあちこち遊びまわる私のデスクには、時々「私のところに来てください」という先生の置き手紙が。そんな学生もそれなりに仕事をまじめにやっているな、という感じか笑。歳を重ねても、お互いの関係はあの時のままという状況だったのが可笑しかった。

立派な書状だな。うちの父の父も戦死して何かこんな書状もらってたな。実家の床の間にいまでも大事に据え置かれている。

小さいころから不思議に思っていた、「璽をおさせる」という日本語。近くの方に聞いてみたが、皆いろいろ持論を述べている笑。

 

今はグーグルという便利なものがあり。調べてみると、この中央にある御璽という印、これは天皇がみずから押印しているのではなく、事務方に押させているので、璽をおさせる、という使役の”させる”が用いられているということのようだ。

この賞は、以前の勲二等らしいが、勲一等は天皇みずから押印し署名するようであり、おさせるという日本語はもちろん使われないというから納得。勲一等級には天皇みずから署名するって。へー、そうなんや。さらにはこの御璽。明治時代から使われているので、日本国璽ではなく、大日本国璽ということ。

 

いずれにせよ、大学教授だからということで皆が授賞されるようなものではないらしく、当日一緒のテーブルだった同期の某地方大学教授によると、地方大学の場合は学長でないとこのような勲章は授賞されないとか。しかもその大学の学長はずっと医学部出身とか。いろいろあるんやなー。

 

今回の会場、私の会社のグループ会社のホテルをお使いいただいたので料理には期待していたけど、その期待には十分応えられるお味だった。良かった!笑 何故かほっとした。