中州のジャズバー

博多駅付近で17時からの懇親会を19時に終え、それから同期入社同士二人で博多駅ナカの立ち飲みで黒ホッピーを。大体20時くらいまで飲んで別れた後、折角なので私は地下鉄で二つ目の中洲川端駅へ。前から行きたいと思っていたジャズバー”River Side"へ。HPの地図を見ながらだが土地勘がないのでキョロキョロしながら歩くこと数分、確かに川沿いにその店はあった。入り口の狭い階段を2Fに上がると、細長いバーカウンターとソファーが平行に配置されて、その奥に川をバックにステージが設けられている。今日はあいにくライブもセッションも無いので普通のバー営業だが、壁面にはジャズLPがびっしりと収納されていて、さすがの老舗感である。雰囲気としては大阪京橋のビーファイブにバーカウンターを設けたという感じ。

私はひとしきり飲んできてたが、一応グラスワインを注文し、カウンターに一人座ってジャズを聴く。隣には女性が二人、それぞれお一人様らしいのだが、マスターとの会話を楽しんでいる。どうやら馴染み客のようだ。私はもちろん一見さんなのだが、少しジャズの話でもしたいなあと思い、他愛もないことを話しかけたりするのだが、どうも反応が無い。むしろ、話しかけてもらわなくても結構ですよ感がありまくりだ。別にその女性達と仲良しになりたいという下心があるわけでは無いのだが。ただ、その人たちから見ると、知らんオッサンが一人でジャズバーに来て、カウンターに座って黙ってジャズを聴きながらワイングラスを傾けている、というシチュエーションなわけで、なんか私のキャラと合わないなーと思って何か喋りたかっただけなんですが。

2、3回トライしてみたものの、やはり会話が続かない。では、何か曲でもリクエストしようかなと思ったら、マスターはその女性が持ってきたCDをセットして鳴らし始めたし、もうアウェー感この上ない。う~ん、サックスでも持ってきて演奏してからなら話をしてくれるのかな?というより、こういう老舗は常連が一杯いてそれで経営が成り立っているのだから、ぶらりとやってきた酔っ払いサラリーマンのお相手をいちいちやってられるか、ということかもしれない。てなことを考えながらジャズを聴いていたが、ワインも無くなり、さすがに二杯目を注文する気にもなれず、1時間も居なかったのではないだろうか、そそくさとお店を後にしたのであった。

しかし、気になったのは、虫である。私がカウンターに座っている間、大小3匹の虫を発見し、やっつけたものもあれば逃がしてしまったものもあった。さすがに店主が「バルサンせなあかんねー」と喋りかけてきたが、あのねー、そんな会話はこちらがご免だわー。

ちょっと清潔感については×のお店、といわざるを得んな。もう一回行くかどうか微妙だが、セッションには一度参加してみたい。そのときにまた虫を発見したら、虫嫌いの私はもう行かないぞ!(笑)