京都鉄道博物館

休日の外出。
実は初めての来訪、京都鉄道博物館(^^)  懐かしい車両だけでなく、現役の車両も間近で見れるし、鉄道がどのような技術や設備で運営されて来たか、また現在はどうかなど、体験しながらいろいろ学べる工夫がされている。だから、老若男女いずれも楽しめる施設になっていた。なかなかのものであり、子供連れならこれは一日中遊べそう笑

入館してすぐに500系新幹線電車の一号機が展示されているが、これには実はかなりの思い出がある(^^)  その話はまた別の機会に!
隣接している梅小路蒸気機関車館にも入れるのでそちらへ。ここにJR西日本梅小路運転区という現業機関があり、蒸気機関車の検査修理を社員が行っている場面も間近で見ることができる。
今日見たかったのは、このC53というSLだ。
SLの動きを真似する場合、両腕を曲げて回しシュポシュポ、とやるが、このSLだけは腕が三本あるのだ。つまり、動輪を動かすためのシリンダーが三つあり、そこから連接棒がそれぞれ伸びているのである! しかし、写真の車両の側面の連接棒以外にどこに三本目の連接棒があるのか?というと、、
これ、機関車の側面から床下部に首を突っ込み撮影したもの。ネットでいくら探しても見つからなかった、三本目の連接棒と車軸をつなぐクランク部の激写笑 中央にでかい鉄の塊があるが、ここ。つまり、車軸がエンジンのクランクシャフトの様になっており、そこに連接棒が直結されているのだ。これは機構が複雑で、潤滑給油作業など、さぞかし保守が大変だっただろうと容易に想像がつくが、やはりそのためにこの様な構造はこの機種一機で終わったらしい。二つの連接棒で車輪を回す場合より、三つで回す方が力のかけ方、つまりトルク変動が少なくて、よりスムーズに回転させられるようになるのは良いが、機関車の床下の狭いところにこんな複雑な回転機構を設けるのは、やり過ぎ、ってことだろう。あー、実物見てスッキリした!笑
ちなみに、機関車トーマスはこんな構造してます笑 よく見たら、連接棒は車両側面には見当たらないですからねー(^^)