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久しぶりの部屋飲み

今夜は特に予定もなく、マラソンもライブも終わったのでとりあえずオフ。

仕事を終えて、スーパーで買い物をしてから寮に戻り、部屋でひとり飲み。まずは寮の大風呂に入って汗を流し、部屋に戻ってビールを一杯。これが旨い。そして、撮りためた、満点青空レストランをみながら、刺身とお寿司を頂きながら焼酎を。

こういうときには魔王を自分に振舞う笑。

 

そんなこんなで夜が更けていくと、何か無性にフルートを吹きたくなり、今とても気に入っている「カイピラの小さな汽車」というブラジル音楽を耳コピして吹いてみる。この曲、私が好きなサックス奏者の纐纈歩美氏の最新アルバムの最後に収録されているもの。とても叙景的で寂寥感のあるテーマが心に染みる。それでいて、聞き終えた後にはなんとなくシアワセな気持ちになる不思議な曲。

最初にこの曲を聞いたときはポルトガル語の題名が全く分からなかったのだが、調べてみると汽車をモチーフにしていることが分かり、確かにそういわれるとスネアドラムは常に蒸気機関車のスチーム音を模擬しているようにも聞こえる。しかし、C62とかD51といったような大型の機関車のドラフト音ではない。やはり小さな機関車をイメージしているのだろう。外国の辺鄙なところで走っているミニSL、動輪が二つしかないタンク式機関車だろう。その機関車に引かれた小さな客車がのどかな田園風景を走っている、そんな穏やかで平和な風景が見えてくる。でもそれは昔のことで、今はもう失われた風景なのかもしれない。

 

これをフルートで吹いてみたところ、これが行ける。Cメジャーで、寂しい雰囲気のところはEm、Amが用いられている。でも要はCメジャーキーの調性の中だからシャープもフラットもつかないのだ。そんなかなりシンプルな構成でこんなに物語を描けるような曲って素晴らしいと思う。

私はしばらくはフルートは封印していて、サックス練習に励んでいたのだが、この曲はフルートでもいい演奏が出来そうな予感がしてきた。次のライブで試してみようかな。

 

気になったので、ユーチューブで検索してみたら、こんな動画があった。纐纈氏の方が私としては好きな情景が浮かぶけど、まあ近いイメージだ。なるほどなー、こんな感じなんやな。

ところで、この歌詞はどういう意味なんだろう。